株価が前回の大きな山の頂点を超えたら上がり続けるのか?

株価チャートを長期で眺めて見て、ゆっくりと上昇している銘柄は、比較的リスクの少ない銘柄と言えます。

このような銘柄にとって、その会社にとってのバッドニュースが特に起きずに、株価チャートで緩い上昇が続いているとしたら、その銘柄がその後も上昇を続けるかどうかの第一関門は、

前回の大きな山の頂点を超えて行けるかどうか!

ではないでしょうか?

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山を越える株と山を越えない株の違いはどこにある?

一般的言われていることは、株価が上昇して行き、前回の山を超えれば、1つの抵抗ラインを抜けたということで、この先しばらくは株価は上がっていくのではないかという予想がされますよね。

前回の山の頂点付近に、新しい株価が上昇して接近してくると、投資家達がどのような行動をとるのか考えて見ましょう。

下げてしまう力

やれやれ売り

前回の山の天辺付近で株を買って、損切り出来なかったトレーダーが、

「もうツキのない株だから、やっと戻って来た、この辺りで手放そう!」

と、山の頂点前後で「やれやれ売り」をする。

スイングトレーダーが無理せずに利益確定する

前回の山の後の谷や、谷からの上昇途中で買ったトレーダーの中には、↑の「やれやれ売り」の多さで下がりかけた所を確認して、

「自分もこの辺で売ろ!」

と、そこで利益確定の売りに入る者もいます。

このような人達が、売ることによって、前回の山の頂点が抵抗ラインとなって株価の上昇をストップさせる。

信用売りをする者が後に続く

この下げのタイミングで、

「お!力尽きたか!信用売りでこの下げに乗っかろう!」と、

信用売りを仕掛けてくるトレーダーも参戦します。(信用取引対象銘柄の場合)

すると、どんどん株価は下げていく。

↑こんな考えは、後付けの理論に過ぎませんが、まあ、こんな感じでしょう。

下げの圧力に負けない買いが、何かのきっかけで発生すると!

そんな、下げの圧力を跳ね返して、前回の山の頂点の株価を突破していく銘柄には、何か要因があると考えられます。

それはどんな要因が考えられるでしょう。

例えば、

日本の全体の景気が上向き、日経平均が上げ相場になっている。(何を買っても利益が上がる状態)
その業種全体の調子が、他業種に比べて業績が良い。
業績発表前に情報が漏れていて、それを知っている人間が、売る人の株をジリジリと買い上がっている。
それをチャートで見た一般投資家が、前の山を超えた所に参戦する。

すると、

信用売りをしていたトレーダーが、「ここで大損してはたまらん」と、慌てて買い戻しに走る。

結果、株価はどんどん上がっていく。

頭の悪い私としましては、

前回の山を無事に超えられたかを、株価チャートで確認するのと、その銘柄が信用取引対象銘柄なのか、くらいしか判断のしようがないワケです。

しかし、これだけのチェック項目だけでも、挑みかかる価値はありそうです。

こんな時、ファンダメンタルズを正しく、理解して分析できる能力があれば、このタイミングで株を買う時の、心の下支えになってくれるのでしょう。

頭の良いあなたなら、テクニカル(株価チャート)+ファンダメンタルズという、2つの手掛かりで、勝つ確率を、上げていけるのではないでしょうか。

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