株取り引きとFXの違いをテクニカル視点で考えてみた

「株取り引き」と「FX」は、どちらも、

移動平均線や一目均衡表をはじめとした、ほぼ同じようなテクニカル指標を使いますよね。

だったら、

株をやってりゃFXも同じような感覚で取り引きできるんじゃないか

と思い、FXの口座を作りました。

FXを専門にやっている知人に、取り引きのコツなどを授かり、数回トレードしてみました。

そんなFXビギナーの状態で、いきなり株式投資とFXの違いを記事にするというのは無謀という気もします。

しかし、初心者が感じた稚拙な論評を読んで未熟だと笑ってもらうための記事として書こうとチャレンジしました。

スポンサーリンク

株取り引きとFXの違いをテクニカル視点であげてみる

株取り引きとFXは、テクニカル分析ではどちらも同じようにローソク足チャートを使います。

従って、どちらも似たようなものだと思ってしまいます。(私は今でも思っていますが)

しかし、実際にFXの仕組みを知ると違いが分かりました。

FXビギナーとして気づいた両者の違いは、

  • 株は個人の力で相場を動かせるが、FXでは無理っぽい。
  • 株は出来高という指標があるが、FXにはない。
  • 株には「板」があるがFXにはない。しかし似たような指標はある。
  • 株はレバレッジが信用取引で3倍だが、FXは25倍
  • 株は沢山の銘柄を選べるがFXは選べる通貨ペアが30前後
  • 株のローソク足チャートは夜を跨いで状況が変わるので、FXより読みにくい。

株は個人の力で相場を動かせるが、FXでは無理っぽい。

株の場合は、大口の投資家が、特定の銘柄の株価を動かせてしまう。

大口投資家が大量に売り、株価を下げて、個人投資家たちの保有している株を損切りさせて、そこから買い上げる。
なんてことをするそうです。

大量に資金がある個人投資家も同じことができるらしい。

しかし、FXでは、たぶんそのように

大口投資家の力で相場を動かす力は難しいのではないか

と思うのですがどうでしょう?

だって、世界中の人々が参加しているのだから…。

このへんは、もっとFXについて知っていかないとわかりませんが。

株で言うなら、平均出来高が大きい銘柄に近い感じでしょうか?

数人の力じゃ、チャートを動かせない大型株なら、FXでの経験は共有できるような気がします。

株は出来高という指標があるが、FXにはない。

株式投資のチャートには、出来高の棒グラフという指標がありますが、FXの場合はありません。

株チャートでは横の出来高グラフも表示できるものがあり、

どの価格帯に売り買い多いかをだいたい知ることができます。

出来高の多い価格帯で上げが止まったり、そこを越えればするするっと上がったりということを想像してトレードできます。

FXのほうはというと、出来高という指標がありません。

なので、

大衆心理を強く想像する必要があるようです。

「この高値を超えたら大衆は損切りするだろう。」

とか

「ここを超えたら誰が考えたって売らずに持っておくだろう。」

とかいう発想が大事となります。

まあ、そういう考え方は株でも必要ですが…。

でも株では、大口投資家が大衆心理をもてあそぶので、大衆心理どおりにトレードするのはどうか、という考えもあります。

ああ、わかんない。

株には「板」があるがFXにはない。しかし似たような指標はある。

株にはご存知の通り「板」がありますよね。

トレーダーの中には、ローソク足チャートをあまり重視せず、「板読み」によってトレードし、成功している方もいます。

FXのほうは「板」はありません。

しかし、板に似た指標はあります。

それは、FX会社が自分たちの会社に口座を持っている人たちの注文状況(指値、逆指値の数など)をグラフにして、FX口座を持っている人だけに見ることができるようにしています。

そのFX会社に口座を持っていない人は30分遅れで見れたりします。

OANDA Japanという会社の

「オーダーブック」が有名?らしいですね。

株はレバレッジが信用取引で3倍だが、FXは25倍

株式投資では30万円以上を口座に入れて、申請すれば信用取引ができます。

運用資金の3倍分の取引ができるのは、皆さんもご存知のとおりです。

FXは、国内の口座では25倍のレバレッジが可能です。

海外のFX口座だと3000倍なんてのもあります。

私は、SBIの証券口座で株をやっているので、そのまま簡単にFX口座が作れました。

5万円をFX口座に入金するとレバレッジ25倍コースならすぐにFXの取り引きができます。

過去に株の信用取引で一時的に退場した経験がある私としては、

25倍レバレッジなんて恐怖しかありません。(自動ロスカットというのがあるようですが…)

株のローソク足チャートは夜を跨いで状況が変わるので、FXより読みにくい。

FXは土日は休みですが、それ以外は夜中も動いていますから、ローソク足チャートにも比較的、連続性があります。

株の場合、後場が終了し、翌日の寄り付きの間に、いろんな事件やら情報が発表されると、いきなり寄り付きで高く始まったり、低く始まったりしますよね。

それが嬉しい時もありますが、せっかくのプラスがなくなってしまう事も…。

そして、かなりの確率でNYダウの上げ下げにつられます。

なので、チャートの連続性という面ではえFXのほうが対応しやすいと感じます。

株チャートの大きな「寄り天」は、5日移動平均線からも乖離して、滑らかな波動にならずにエントリーしにくいじゃないですか。

甘いですか?

FXも窓が出来る

FX初心者で気にしていなかったのですが、月曜の朝にはFXでも大きく窓が開くことがあります。

そして、1時間足より下位足では、毎朝7時にギャップが発生します。

FXから株式投資に取り入れられそうな考え方

FXをかじってみて、その違いをあげてみましたが、

その結果、株式投資に取り入れられそうな部分もあると感じました。

前記しましたが、

東証1部の大型株なら大口投資家による騙しがしづらく、抵抗線やトレンドラインの出来方が、素直なんじゃないか?

という気がしてきました。

私は、他の記事で、

新興市場のほうが2倍3倍以上になる銘柄が多いということを書いていますが、

チャートを読みやすいという観点では、東証1部の大型株のほうがいい?

という地道な発想もあることに、今回気づかされました。

まだ、FXは初心者ですが、今思ったことを未熟ながら書いてみました。

あなたのご参考になれば嬉しいです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする