値上がり率ランキング1位の株はその後どうなる?(1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後)

デイトレーダーは、当日の株価ランキングをリアルタイムでチェックすると思います。

この、当日値上がり株価ランキングは、数日間、株を持ち越しすタイプのトレーダーや、1ヶ月、3ヶ月、と株を持ち続けて大きく利益を出そうと考えているトレーダーの参考になるでしょうか?

一般的には、「大出来高の大陽線」や「窓空きの大幅上昇」などは、その後の上昇のサインだとよく言われます。

本当にそうか?

そうならば、もうちょっと条件をシビアにして、

当日株価値上がり率ランキングの1位だけに限って調べてみようと思いました。

株価ランキング1位の銘柄が、その後どういう動きになったのか?

1位を買ったら勝てるのか?

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値上がり率ランキング1 位を買っても勝てない

今回、値上がり率ランキング1位をすぐに買っても勝てる確率はそう高くないという結果になりました。

どうしてそう言えるのか?

値上がり率ランキング1位の調査ルール

2018年8月15日からの株価値上がり率ランキング1位の銘柄が、

1位になった日の終値を基準に

  • 1週間後にプラスかマイナスか?
  • 1ヶ月後にプラスかマイナスか?
  • 3ヶ月後にプラスかマイナスか?

を、調査する。

調査対象は、

  • 全市場
  • 東証1部
  • マザーズ
  • ジャスダック

で、調べて見ました。

上場廃止などイレギュラーな銘柄は入れず、それぞれ50銘柄での結果を出してみました。

全市場の値上がり率ランキング1位の1週間後→1ヶ月後→3ヶ月後

ランキング1位当日からの株価の変化

1週間後→1ヶ月後→3ヶ月後

多い順に

ー → ー → ー 26

+ → + → + 8

+ → + → ー 5

+ → ー → ー 5

ー → ー → + 2

+ → ー → + 2

ー → + → + 1

ー → + → ー 1

調査結果から分かること(全市場)

以下のように1週間後も1ヶ月後も3ヶ月後にも、ランキング1位の当日の株価よりマイナスになるほうが多いと出ました。

ランキング1位の1週間後

  • プラスは20
  • マイナスは30

ランキング1位の1ヶ月後

  • プラスは15
  • マイナスは35

ランキング1位の3ヶ月後

  • プラスは13
  • マイナスは37

プラス圏にある確率は1位の当日から1週間後から20→15→13と減っています。

東証1部の値上がり率ランキング1位の1週間後→1ヶ月後→3ヶ月後

ランキング1位当日からの株価の変化

1週間後→1ヶ月後→3ヶ月後

多い順に

ー → ー → ー 18

+ → + → + 12

+ → ー → ー 9

ー → ー → + 3

ー → + → ー 3

ー → + → + 2

+ → + → ー 2

+ → ー → + 1

調査結果から分かること(東証一部)

東証一部だけで調べてみても、1週間後も1ヶ月後も3ヶ月後にも、ランキング1位の当日の株価よりマイナスになるほうが多いと出ました。

ランキング1位の1週間後

  • プラスは24
  • マイナスは26

ランキング1位の1ヶ月後

  • プラスは19
  • マイナスは31

ランキング1位の3ヶ月後

  • プラスは18
  • マイナスは32

プラス圏にある確率は1位の当日から1週間後から24→19→18と減っています。

マザーズの値上がり率ランキング1位の1週間後→1ヶ月後→3ヶ月後

ランキング1位当日からの株価の変化

1週間後→1ヶ月後→3ヶ月後

多い順に

ー → ー → ー 20

+ → ー → ー 11

+ → + → + 5

+ → + → ー 5

ー → ー → + 4

ー → + → ー 4

ー → + → + 1

+ → ー → + 0

調査結果から分かること(マザーズ)

同じようにマザーズでも、1週間後も1ヶ月後も3ヶ月後にも、ランキング1位の当日の株価よりマイナスになるほうが多いと出ました。新興市場でも似た結果です。

ランキング1位の1週間後

  • プラスは21
  • マイナスは29

ランキング1位の1ヶ月後

  • プラスは15
  • マイナスは35

ランキング1位の3ヶ月後

  • プラスは10
  • マイナスは40

プラス圏にある確率は1位の当日から1週間後から21→15→10と減っています。

ジャスダックの値上がり率ランキング1位の1週間後→1ヶ月後→3ヶ月後

ランキング1位当日からの株価の変化

1週間後→1ヶ月後→3ヶ月後

多い順に

ー → ー → ー 27

+ → ー → ー 8

+ → + → ー 6

+ → + → + 5

+ → ー → + 2

ー → ー → + 1

ー → + → + 1

ー → + → ー 0

調査結果から分かること(ジャスダック)

ジャスダックでも、1週間後も1ヶ月後も3ヶ月後にも、ランキング1位の当日の株価よりマイナスになるほうが多いと出ました。

ランキング1位の1週間後

  • プラスは21
  • マイナスは29

ランキング1位の1ヶ月後

  • プラスは12
  • マイナスは38

ランキング1位の3ヶ月後

  • プラスは9
  • マイナスは41

プラス圏にある確率は1位の当日から1週間後から21→12→9と減っています。

当日ランキング1位は買ってはいけないのか?

この結果を見ると、当日株価ランキング1位をすぐに買って上手く勝ち切るのは難しいという結果になりました。

当日ランキング1位の銘柄は、ストップ高になっていることが多く、上手く買えないかもしれませんし、翌日も寄りつかないままで買えないこともありますし、逆に大陰線ができることもあるので、買いにくい場面ですよね。

したがって、1位になってすぐ買うのは、デイトレーダー以外は危険だと思います。

この結果は相場が下げ相場だったせい?

今回、全市場の調査でも、各市場の調査でも良い結果になりませんでした。

これは、調査時期(2018年8月15〜)の相場状況が悪かったことも関係しているでしょう。

調査時期の日経平均のチャートはこんな感じです。

2018年8月からの日経平均

調査した2018年8月中旬からの3ヶ月付近の日経平均のチャートを見ると、一方的な下げ相場ではなかったことが分かります。

にも関わらず、ランキング1位の銘柄では当日終値よりも下がった銘柄が優勢となってしまいました。

ランキング1位をきっかけに2倍、3倍と短期間で上昇するなんてことは無い…。

と、でました。

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